concept
「生命の系譜」
自然界に生きるものは、この世に生を受けてから成長するまでの過程で個々様々な変化を遂げてゆく。それらの中で気付き、目に付いたものや想像のなかで自分や自然との繋がりを起点に思いついたものを表現できたらと思う。そこには、ただ単に具象を表現するのではなく、自分だけの世界観の生命の系譜を表現していこうと思っています。
「日常の中の発見」
毎日の生活の中で何気なく目に付いたもの、偶然出会ったもの、気になるもの、それらをきっかけにし、頭の中で一つ一つ繋げていったり変化させたりして、時にはありえない姿を想像したりして造形に繋げていく。この想像力こそが最も重要であり、一番楽しい時間でもある。
「抽象の中の具象」
私の造形物のほとんどはリアルではない。自分では抽象的に作ったつもりであるものが多く、その物の中で、あるパーツだけよりリアルになることがある。それは強調、主張したい部分であり、また、技術を誇示したい部分でもある。また美しい部分も常に強調したい為、ある部分だけ不釣合いに大きくしたり、ガラスを使ってより誇張し、美しく表現したりする。それらのバランスこそが生まれてくる造形の重要なポイントである。
material
硬い金属のはずなのに優しい感じがする。それが私が扱う金属の特徴です。錫70%~80%、鉛10%、その他銅、アンチモン(antimony.)「粘土細工のように手でこねて作るんですか?」とよく聞かれる。思わずそう言ってしまうほど柔らかく、自由なフォルムを表現できる。その金属と吹きガラスの技法、ソリットワークで作ったガラスを組み合わせ、よりリアルで自由で個性豊かな形を表現できる。

